その人それぞれに、その人それぞれの
生き方がある。
同じような環境で育ってきた
にも関わらず、一方はすごく楽しそう
に生きる事ができている。
多くの人に囲まれて、可愛い彼女
や妻がいる状態で生きている。
仕事も順調で、人間関係も
順調である。
一方は仕事は解雇され。
無職になり、行くところもなくて
助けてくれる人もいない。
しょうがないから、マンガ喫茶
に寝泊まりしていたけど。
お金も底をついてしまって
とりあえず雨風がしのげる所。
レンタルボックスに寝泊まり
するようになった。
その彼の前にはもう絶望しかなく。
いつこの地獄が終わるんだろう。
そんな事ばかりを暗いボックスの
中で考えるばかりの日々。
そう。
この二人の間には、そんなに
大きな差は無かった。
しかし現状を見ると、なぜその
ような差が生まれたのか。
不思議になるような差が生まれたり
するのは本当に良くある事なんです。
では、二人の結果をここまで
わけたものは一体何だった
のでしょうか?。
運でしょうか。
それとも人脈でしょうか。
たぶんその一つの原因は、
俺はこんな事だったのではないか。
そう考えるのです。
二人には同じような物事が
起きていた。起きたとしましょう。
でも、その解釈の仕方。
どうやって受け取るか。
ここに大きな差があったのでは
ないだろうか。
そんな事を想像してしまうのです。
起った出来事というのは、
その本人が
“どうやって読み取るのか?。”
これによって全然別の物語
として成り立っていきます。
例えば小さいころに、背が小さかった。
それが理由で良く友達から
からかわれた。
そういった物語があるとします。
それをこのように読み取ったとします。
「俺は小さいころから、人に良く
好かれるタイプだった。
だからいつでも俺の回りは
人であふれていた。
そして笑いに囲まれていた。」
事実はただただイジられている。
そのようにも第三者から見ると
見えるような事でも。
本人の読み取り方ならば。
「俺は人から好かれるタイプだ。」
これがこの物語の主人公の
キャラクターとして進められる
事になるわけです。
続きます。