人間が人間を傷つけるひとつのタイミングとして、
このようなタイミングがあります。
それは自分がこれが正しい、と思ったり、
これが正解だと思ったことを相手に言う瞬間。
この瞬間が結構危ないです。
なぜかと言うと自分がこれが正しいとか、
正解だと思ってることを言う瞬間に、
自分が絶対的に正しいという立場を取り、
その瞬間相手を下に見てしまう可能性が
出てくるんです。
そうするとその態度は相手に伝わってしまい
相手を傷つける可能性が高くなるわけです。
そして正しい事を言う、正しいことっていうのは
言われる側からすると回避ができないんです。
それが思いっきり相手にしてみると
直撃するような感覚になるわけです。
言い返すことができないのが正論なんです。
だから正論とか正しいこととか、
正義っていうのを発言するというときこそ
気をつけないと、危ないんですね。
それがわかってない人が、めちゃめちゃ正論を
振りまき人を傷つけまくり、
何も言えないような状態にし、
さらにそこから正論をぶつけていく。
逃げらんないんですよ、これやられると。
ただただ言われてる人は傷つき続けるしかなく、
言い訳もできず、逃げ場所がない、ただ痛い。
やってるほうは正しいし、正論だし、
何も間違ったこと言ってないと思うんですが、
実はめちゃめちゃ相手を追い詰め、
めちゃめちゃ攻撃してるっていう形になることを
見落としている。
それをやるとき強烈にやろうと、
すればするほど大体相手を見下した態度で
やってしまってるわけです。
だから何か相手に言うときに気をつけるっていうのは
自分が正しい
と思ってたり、
正論だと思ってること
を告げる時。
この時にすごい注意した方がいいんです。
言い方や言い回しや、自分の雰囲気であったり、
その場の雰囲気に気を遣い、
相手が傷つかないように、
「それとなく伝える」
のが大切と私は思っています。
それとそもそも正しいことっていうのは、
みんなわかってます。
ただそれぞれのタイミングとか
気分とか
弱い部分が関係して、
正しくないことをやってしまったり、
言ったりするわけです。
ということがわかった場合は、
別に正しいことを相手にストレートに顔面に
向かってぶつける必要はない。
という場面は多々あります。
なんなら言わなくていい場面の方が多い
かもしれません。
人の気持ちを考えた場合。
その場面で正論がすごい役に立つ事って
ほぼないです。