私たちは何か狙った目標がある場合は
その目標に向かって着々と進んで行かないと
その目標は達成できないわけです
そうすると私たちは、このような順序で
考える傾向があるのです
頭の中でこれがしたい
というものを決め、その目標に向かって動こう
では、そのためにはまず何をしたらいいのだろうか
これとこれが必要だ
では、そこに向かってやっていこうとするのですが
なかなか、そっから先が動かないわけです
私たちは自分が考えたことを
そのまま行動できるものだ
みたいに考えているわけですですが
なかなかそうも思った通りには動かない
ではどうすればいいのかと言うと
まずこの事実を知っておいた方が良いと思うのです
私たちは考えたこと、そのまま命令を出して
すぐに自分が動いてくれると思っているのですが
順番が逆なんです
例えば手を動かす
足を動かす
それを頻繁に行うことによって
それを動かす脳の部位が発達してくる
というのが人間の正しいメカニズムだ
ということが今の段階ではわかってきています
つまり最初に脳が指令するから手とか足とかが
精度高く、その作業を行えるわけではないんです
自ら自分で手を動かし足を動かし
より高い精度の動きをさせようと何回もするから
脳のその部分を動かす部分が発達をしてくる
私たちの脳というのは、何も分からないんです
なぜならば直接的に触れられるものでは
ないからです
手とか足、そっから得られる感覚というものを
通してやっとわかっていくんです
学習をして理解をしていくのが脳のメカニズム
ですから最初にあるのは手と足などの外側にある
「体」
なんです
ということは私たちが意識することというのは
まず手足などの「体」を動かしてしまうということ
つまり最初に体を動かしてしまえ
ってことなんです
そこからがスタートなんです
この順番を逆にすると、うまくいかないんです
例えばある女性に話しかけたいな
と思っているとします
では頭の中で考えて、朝すれ違った時に
こういう話をしよう
もしくは挨拶をしてきっかけを作ろう
きっかけを作ってからこういった話題を
こういったことを・・・・
と考えるのも大切なのですが
その後なかなか、その展開に持って行くことが
できない、動けないのであれば
まず最初にその女性のもとに歩いてって
おはようと声をかけてしまう
という体の動きを先にしてしまえばいいわけです
その後のことはそっから考える方が
その女性との接点を作るという目標で考えた場合は
上手くいきやすいんです
これはあらゆる部分に繋がっていきます
私たちがエネルギーがないな
元気がないなと思った場合
何をすればいいのか
元気がないなぁ元気になりたいと思うのでは
元気にはならないわけです
だったら立ち上がって外に歩き出せばいいんです
そして1時間も散歩すれば
いつのまにか元気になるというのが私たちの体のメカニズム