私たちは何かをやっている時って、その単体の
ことだけを正確に判断をして楽しい、美味しい、
感動した、などを決めてるわけじゃないんですね。
わかりやすい例は、食事なんかは
その典型例だと思うんです。
そのレストランが、めちゃくちゃ美味しいとします。
それが本当に味だけが、おいしいのか、って言われると
そんなことないんです。
例えば、もしも味だけをちょっとずつ、食べ比べて
どこが最も美味しいかってなったら、
それって正確には判断できなくなるんです。
※「芸能人格付けチェック」をイメージしてもらえれば。
私たちってその状況、そこの状況にいる時の
様々な要素込みで判断するんです。
例えば私がすごい好きな遊び方の 1 つに、
焚き火を囲んで、初めて来た場所のキャンプ場で、
めちゃめちゃ綺麗なロケーションで楽しく話をしながら、
お酒を飲む。
っていうのが、お酒を飲んでいる中で、お酒が最も
美味しく感じる瞬間なんです。
でも、これって別にお酒の味が変わったわけ
じゃないんです。
そこにある様々な要素込みで、最高に美味しい、
最高に楽しい、と思ってるんです。
これが、もしも一緒にいる相手が全然、気心の知れてない人で、
こっちが楽しく話そうとしても、全くホスピタリティがなくて
楽しもうとしない。
無表情な人であって、ブスーーっとしてたら、
一気に楽しくなくなると思うんです。
むしろ楽しくない、帰りたい、とすら感じると思うんです。
そしてお酒も全然美味しくなくなります。
というように、私たちというのはトータル的に揃えてる
要素で、楽しい、美味しい、感動した、って決めるんです。
ということは、この仕組みを分かって
提供をしようと思っている人が提供する遊び
と
ただハワイに行けば楽しいだろ。
と思ってるホスピタリティの低い、無感動な人が
提供している遊びって比較してみる。
パッと考えたらハワイの方が絶対楽しい。
と思うかもしれないんですけど。
実際に、その当事者になってみると、色んな要素を
それぞれ楽しく持っていこう、と思って組み立ててる人が
提供している遊びの方が楽しくなる。
なんていうのは、往々にしてあるものなんです。
なので高級なものがいい、であったり。
海外に行けば楽しい。
じゃなくて。
誰がどういった考えを基に、どのような要素を詰め込んで、
その場を作り上げているか。
の方が、トータル的には楽しい、
と思う確率が高くなるわけです。
だからアイディアを練る、試行錯誤する、
っていうのはものすごく強いんです。
そしてそういったことが、できるようになるのは、
そのような場面を繰り返し過ごしているから、
再現できるようになるわけです。