悩みを持っている。
相談したいことがある。
そういった状態にある人がとっている
立ち位置というものには、ある一つの傾向が
あると思っています。
もちろん全員がそうではありませんが、
いつまでもその場所から全然移動していない、
移動が出来ていない人というのは、
この傾向が非常に強いです。
その傾向とは何かと言えば、
自分はその悩みの種によって、
大きな被害を受けている、
“私は被害者である”
という立ち位置にいる人です。
こういった考え方をしている人はいつまでも、
その悩みが改善されることはないのです。
それはなぜかと言えばシンプルなことなのですが、
自分は被害者であるという考え方自体、
受動態なのです。
自分は他人から何かをやられて被害を被っている。
だからかわいそうなんですよね。
ここで話が終わってしまっている。
私たちは何か悩みがある場合、
それを前進させるためには、
私たちはそれに対して何ができるのかを考え、
そしてそれを試してみることでしか、
その状態から前に進むことができないわけです。
受動態の状態でいて。
で、変化がなくて困っています。
誰もこの状態を変えようとすらしてくれなくて
困っているんです。
それでよい方向に進展していく展開にしていく
のは、ちょっと難しく、なぜならば
それは他力になってしまい、
他人の考えや行動に全てを委ねることになるからです。
そうすると自分には何の支配力もなく
何もコントロールできなく、
他人に完全に支配されるしかなくなって
しまうからです。
そしてこういうんです。
「私は被害者なんです。
こんな悪い事をされていて。
すごく困っているんです。」
他人に何かを期待しても、それは限りなく100%の
確率で期待通りにならないのですから、
私たちは自分ができることだけを考え。
ただそこに集中をする。
被害者という立ち位置を取ったところで、
なんも物事は改善はしていかない。
ということを知らないと、
1年経っても同じ悩みがあります。
と言っている自分に気がつくことになるので
気を付けていきましょう。
自分が出来る事を精一杯やれるだけやって。
「さて、やれる事は、やったし。
後は知らんよ。
好きにしやがれ。
なるようになりやがれ。」
っていう態度が私は好きです。