白黒をつけて考えていった方が、何かと
楽だと思うんです。
最初、色々と体得していく事って、だいたい
白黒をつけた物事だったと思うんです。
例えば、人をたたいてはいけないよ。
人が嫌がる事は、してはいけないよ。
で、もう少し大きくなれば、勉強を
しながら、正しいか、間違っているか。
それだけ知るために、多くの時間を
投資するわけですね。
で。
単純に、そこでは、勉強ができる事。
運動ができる事。
これが、○で。
できなければ、×。
みたいな感じで判断するんですね。
だから、いつの間にか、正しい事。
間違っている事。
それだけに分けて、考えるような
“クセ”
って、もうついちゃっていると思うんです。
ほとんどの人が、そういった環境で
育っていますからね。
学校教育は、そんな形だったなって
思うんです。
そうすると、物事見ながらも、
「これは、正しい。」
「これは、間違っている。」
とだけ、思うようになるわけです。
でも、授業としては教えられていませんが。
「正しい、間違っているだけで、判断
する人って、回りの人から、嫌われるんです。」
でも、それは教えてくれませんでしたね。
少なくとも、俺は教えてもらった記憶が
無いんです。
なぜ、正しい、間違っているだけで、判断を
する人は、嫌われるのか。
これは、一つの見方なんですが。
正しい、間違っているで、判断する人は、
“間違っている人に対して、すごく厳しい。”
で、誰でも大抵は、間違ったりするわけですし、
そもそも、間違っている事すらも、
本人が気づいていない事もあるわけです。
で。
そういった、間違った事をしてしまった
人からみたら、正しい、間違っているで
判断する人って。
冷たい人。
嫌な人。
って受け取られがちなわけです。
正しい、間違っているで、判断している人は、
なぜ、それがいけないかは、考えない。
だって、そうやって、教育を受けてきたし、
それが、分かり易いですし、
正しい事は正しいわけです。
例えば、約束の時間に遅れてくる事。
これは、一般的に考えれば、間違っている
事なわけですから。
だから、そういった場面では、そういった
タイプの人は、その誤りを、
「強く」指摘する。
続きます。