私が若い頃が特にだったのですが、
基本的に人間は苦手だと思っていました。
なぜならば、あまりにも強烈すぎるような
恥ずかしさを感じるような出来事であったり、
失敗であったり、嫌な思いをしたり、
理不尽な思いをしたり、怖い思いをしたり。
どうしたらいいかわからないような
絶望的な行動をとってしまって、
相手に迷惑をかけたり。
どうしょうもなく辛いような経験をしたりしてしまう。
でもこれは思い返すと、大体10代の時期で感じた経験。
ということが多いです。
多くの人は10代の頃に強烈なミス。
強烈な失敗。
強烈な恥ずかしさを感じることが多いです。
そしてそれがトラウマになってしまうわけです。
強烈な記憶としてインプットされてしまう。
それが一生変わらない現実だとして感じてしまう。
ですがこの事実を知っておいてください。
35歳より上になってくると、そのほとんどは
もう強烈な恥ずかしさという感情にはならないです。
当時感じていた強烈な恥ずかしさ、絶望感を感じて
いたような出来事のほとんど、
約90%以上が、
「ちょっとした恥ずかしさ程度」
しか感じなくなります。
二十歳そこそこの頃は、赤面するようなことが
多々あります。
1週間に一度あるぐらいの頻度であります。
三十歳以上になってくると、
どんどんどんどんその経験が少なくなっていきます。
これは何故か。
年齢を重ねることにより、
その道自体が何回も通っている。
恥ずかしい経験を回避できたり、
失敗した時のフォローの仕方、
たとえ失敗してもその後に起きることは
実はたいしたことじゃないという事実。
基本世の中にそんなに深刻なことはない
と言う考え方。
このように、年齢を重ねることにより
多くの事実を知っていくために、
若い時のような恥ずかしい思いはしなくなってきます。
ですから昔、あんな恥ずかしい思いを
したからもう嫌だ。
と、ずーとその当時の記憶に引きずられるのは、
もったいないのです。
なぜならば今はあなたがもう30歳以上とかであれば、
あらゆる対処の方法は、自分の中に
身についてきています。
事後に起こるであろうことも、
ある程度許容範囲になっています。
ですから感じ方は刻々と変わっていくのです。
これが年齢を重ね、おじさんになっていく
大きなメリットの一つ。
この仕組みを知っておくと、過去の恥ずかしい
経験により二の足を踏んでいる分野があれば、
やってみると、全然違う感覚になると言う
結果が待っているはずです。
ですから試して行ってみてください。
仮にそれで失敗したとしても、
昔と同じような感情にはなりません。
おそらく昔は、強烈に恥ずかしがっていたであろう。
出来事が起こったとしても。
なぜあんなに落ち込んだんだろうと感じると思います。
年齢を重ねるのはこういった点の強さがあるのです。
だから私たちは攻めていきましょう。
年齢が上がっていけば、強烈な恥ずかしさ。
深く深く傷つくような物事は、
ほとんどなくなっているはずです。
そうです。
中年になったらなったで、そういった意味で
責め時なんですよ。