例えばある男性がいるとして
その男性が比較的
他人とのネットワークが少なくて
女性関係もほとんどない
そういった状態だとする
ではその状態にいる男性が全員
この環境に対して不満があったり
不安があったり
孤独感を感じるか
と言われるとそうとは
限らないわけです
たまにこんなような状態なんですが
どうしたらいいですか
というような聴き方をされたり
現状の話をして
どうすればいいですか
というような話になる時があるのですが
基本的に本人がどうしたいのか
というのが大切なんです
例えばじゃその中で一例として
孤独感
というものをあげてみます
自分には友達があまりいない
仲の良い人がいない
彼女ができない
これで孤独感を持つかどうか
これを決定づけるのは
”その人、本人が望んでいる水準”
があって
そして実際に現実での水準がある
『ここに食い違いがあればあるほど
不満であったり不快感を感じたり
孤独感を感じるんです』
水準
『本人が持っている水準によって
その人がどういう風に感じるのか
というのは決定されるわけです』
第三者がそれを聞いて
それは孤独ですね
それはよくないですね
寂しくないですか
という話にはならないんです
なぜならばその本人の水準が
全然それで大丈夫ならば
大した問題ではない
と本人も考えているからです
そこで例えば私が
じゃあ彼女とか作ったり
いっぱい女性と遊びましょう
と言ったところで本人は
その必要性を感じないわけですから
何ら行動化されることは
ないわけです
なのでモチベーションが無い
のですが、どうしたらいいですか
というようなことを言われる場合は
本人の中での水準として
現状がそんなに悪くない
本人の水準と現状はある程度
一致している可能性が高くなります
そうするとそこに対しての
不満というものを持ったりしないので
それで何かしらこういう風にした方が
いいですよと言われたところで
実際にそれに沿って動き出す
ということはないわけです
本人はあまり不快感を持っていないからです
人間は不快感を持ったり
自分が持っている水準と
あまりにもギャップがあると
どうにかしなければいけない
と言う気持ちに駆られ
それを変えようとするものだからです
ということであまり一般的に
どうですか
こうした方がいいですか
ああした方がいいですか
ということを考えるよりも
一般的なものに目を向けるよりも
実際に今自分がその環境でどうだ
ということのほうに意識を
傾けて自分と相談をしてみる方が
より的確な自分が求めているものが
見えてきたりすると思います