話を聞くというのは行動としては
自分でやっていることなので
自分が自分の為にやっている事のように
感じるかもしれませんが
聴く
というのは相手のためにやっているんです
基本的には情報を受け取るので
自分が自分の為にやっている
と思うのですがそれと同時並行的に
相手にいろんなものを与えることができるんです
例えば相手側の存在を認めている
ということをアピールしたり
あなたに注目していますよ
私はあなたの話に興味がありますよ
というようなことを
相手に伝えている
聴く
というものは相手に与えている行為だ
と言うようにも考えられるわけです
ですから私は聴くという行為は
それほど重要なもので
相手に色々なものを与えられる
例えば他には相手の自尊心を
満たすこともできますし
相手に存在を認めるので
相手側にとっての安心感を
与えることもできる
逆に言えば相手側の話を
途中でぶった切ったり
相手の話をしていても
それを無視したりするのは
攻撃として伝えられるわけです
相手を否定している相手の存在を
無いものにしている
自尊心を傷つけるなど
なのでうまく話が聞けない人であったり
そういったことにあまり興味がない人
というのは自分では意図していないうちに
相手を傷つけているということになったり
攻撃していることになる
本人は気づいていないうちに
相手を傷つけているので
結果的にそう言ったことを
やってしまう人というのは
自分では意図しないうちに
周りから嫌われてしまったり
話しかけられなくなったりしている訳です
興味ないからというのは
結局相手との関係を
ぶった切ってるのと一緒です
相手の「話」に興味を持てないとしても
相手に対して興味を持っているならば
相手に「与えるため」に
聴く
という考え方を持っていると
自分が興味ないから
話を聴かないというよう
な考え方は取らなくなっていく訳です
人間の関係が良くなっていく
段階というのは
まず最初にお互い知らない者同士
話を聞くということによって
相手を知らないから
知っていることになる
さらに話をしていくことで、
相手を知っているという状態から
相手のことを熟知している
という段階に行く訳です。
そうやって段階を踏んでいくことを
聴く
ということで段階を踏んで
知っていくということを経て、
人間は人間関係を深めていき、
その人との間には安定・安心できる関係
というのが築けるわけです。
それを築いていくためには
知っていくということが非常に重要になり、
知っていることを積み重ねていく
その為には知るために、より相手のことを
聴いていくということが
非常に大切になる訳です