私たちは知っておいた方がいい
人間にとってのネガティブな
仕組みっていうのがあります
そしてこれは大きな影響を自分に
もたらすことがあって
悪い方向に進んでしまう最大の要素の
一つになり得るものなんです
私たちは自分が望んでいる方向に
向かおうと思って何回か失敗を
繰り返してしまうと
自分はうまくいかない
頑張ろうと思ってもどうにかすることが
できない自分
自分の行き先をコントロールすることが
できない人間なんだ
という風に簡単に学習してしまう
ようになるんです
じゃあ何でこれがまずいのかと言うと
このように考えてしまうようになると
自分がこっちに持って行きたい
と思ったことを失敗したら
その後トライ&エラーが
できないようになっちゃうんです
失敗した・・・
これ「も」自分にはできないことなんだ
という風に判断をしてしまう
抗おうとしなくなっちゃうんです
これって動物の実験でも分かっていることで
A・Bそれぞれ犬を置いて
Aの方の犬たちはそのゲージから
逃げられるという装置をつけておいて
逃げられる体験をさせておくんです
Bの方は逃げられるという装置は
置いておかない
そして電気ショックを与える
Aの方は逃げられる
という体験をしているので逃げようと
試みるんです
Bの方は逃げるという体験ができてないので
そのままその状況で怯え続ける
って事になるんです
このような実験に似たことで
今度は人間に騒音に対して
この犬の実験と同じような条件下を
用いて行ったんですね
Aの方は自分の力でその騒音を
止められるという経験をした
Bの方は騒音は止めることができない
という経験をした
そうすると前者の実験と同じような
展開になったんです
このように人間は成功できる
という体験を持たないと
その状況で諦めてしまうなので
ここで大切なことは私たちは
こういう風にネガティブな学習を
してしまうものなんだ
ということを理解する
それと学ぶことです
学んでどうやったらこっから
自分でコントロールできるのか
ということを探し続ける
って事です
この二つ(理解・学び)を組み合わせて
行動ができればこのネガティブな
仕組みに陥らないで済むわけです