テクニカルな部分でお話をしていきます
これは実験で行われたもので
ここに男性の顔を写した
40枚の写真があるとします
表情自体はスタンダードな表情
怒りの表情であったり
眉間にしわを寄せているとか
そういった極端な表情ではなく
普通のニュートラルな表情の写真
男性の写真40枚があります
この写真の中には何人も同じ人がいます
実際にこの中にいる人物には
人数は何人だと思いますか
っていう風に聞くわけです
この写真に写っている人については
答える側の人は全員知らないとします
そうするとこの40枚の写真は
平均して9人の人で構成されています
っていう風に答えるって事が分かったんです
実際はどうなのかと言うと
たった2人で40枚の写真が作られていたんです
ここから言えることは何かと言うと
人間は知らない人を判断する時
例えば髪型が変わる
髭がある・ない
その時の目の開け方の具合
光の加減
影の当たり方
眉毛の上げ方
写真が撮られた角度
背景
肌の色などなど
こういったものが少し変わっただけで
別人に見えちゃうってことなんです
さらにここからわかることは
表情自体はスタンダードな表情を
しているわけですから
もしもここにさらに喜怒哀楽を入れた表情
にしてしまったら、もっと判断できなくなる
って事なんです
つまりこれぐらい人間がその写真を見て判断する
判断の精度は低いってことなんです
私たちは知らない人の顔を判断する
能力は低い
ってことなんです
ということは
ここからさらに分かってくることというのは
一枚の写真によって与える影響
って凄まじい
ってことです
それによって全然印象が変わってしまう
例えば眉毛の形一つでも別人だと受け取られる
例えば耳にピアスをしている・していない
だけでも別人に見えてしまう
顔を撮る角度
上から撮ってるか
下から撮ってるか
でも別人に写る
それによってイメージが全然変わる
表情も怒っている表情を優しく笑っている
表情にしても別人に見える
そして印象も全然違う
こういったことが分かってくるわけです
ということは私たちは一枚の写真を
インターネット上にあげるときにも
思いっきり考えるべきだって事で
いったいこの写真でどういった印象が
与えられるのか
自分はどういった印象を与えたいと思っているのか
ということを考えて戦略的にその写真を
作って行かないと思い切り損をするよ
ってことなんです
なぜならばこれはもうご存知な方も多い
と思うのですが人間は最初に受けた
イメージでその後のその人に対しての態度を
決定していき
その態度はその後ずっと続くからです
最初の印象が消えるのにはかなりの時間が
経ってからしか消えない
ということが分かっているので
そうすると短期的な関係で行く場合
最初にどういった印象を与えるかが全てで
そこでその後の展開が決定してしまう
最大の要素になるって事が分かってくるわけです
大切な話なので続きます