私たちはいろんなことを日々学んでいくのですが
その学ぶことが強烈に自分の頭の中にインプット
される時というのは
一つの傾向が見られるんです17
その傾向はどういった傾向かと言うと
より強い負荷を受けた時です
一般的にはこういった強い負荷は受けたくない
と思うものなんですけれども
実際に自分自身がより強く、その経験を自分の中に
刻み込んで、いつでもその経験が引き出せるような
状態になるのは
より強い負荷がかかった時の出来事
それがうまく処理できた
大失敗して痛い目みた
にしても、どちらにしろ強い負荷から得た記憶
というのは自分の頭の中に深く刻み込まれて
すぐに引き出せるような状態にインプット
されるんです
例えばそういった強い負荷を受けた時で
うまく処理できた時というのは
その負荷を解決したとしても、そのことをしばらく
考え続ける事になります
その負荷が大きければ大きいほど、解決しても
それを考えないでいられない状態が続きます
あなたにもそういった経験があると思います
考えないようにしようとしても
どうしても考え続けてしまうわけです
つまり考えることをやめられない
というのは、それだけ大きな自分にとっての負荷だった
ってことなんです
逆にすぐに忘れてしまう事っていうのは
自分にとってみたら大した出来事ではなかったんです
そして大した出来事でなかったから
自分の頭の中には何も残りませんし
自分にとってみたらそこまで重要な出来事では
なかったんです
過去に経験したことがあったことだったりする
だから残らないわけです
強い負荷でもなかった
大きな負荷の場合は自分がそれをうまく処理
できたら一体何をやったからうまく処理が
できたんだろう
その要因となるものは何だったのかな
大失敗して強くへこむぐらい失敗した
という時でも
なんであんなことになっちゃったんだろう
その時何を選択すれば、このような状態に
陥ることなく良い方向に舵を切れたんだろうか
というふうに必ず考えちゃうんです
そして考えることがやめられない
それが大きな負荷なんです
それは一見すると悪いことのように思われるかも
しれませんが、こういった状態になるから
自分の中に刻み込まれるんです
よくこんなことを聞くことがあると思うんです
悪い意味で
「こいつは何も学ばない」
という言葉です
これというのはある意味、正解の言葉なんです
その人が同じことを何回も繰り返しているのは
結局、自分にとって大した事ではない
大きな負荷ではない
それについて考えずにはいられない
というような状態にまでならなかった
だから同じことを何度も何度もやってしまう
それがもしも本人にしてみるとあまりにも
大きな負荷であった場合
それは考えずにはいられないことなので
結果的に同じことはもうやらないんです
失敗したら失敗した理由を追い求めて
やらなくなりますし
成功したら成功した道筋が分かっているので
明確に自分に刻みこまれているから
それを辿ろうとするからです
なので私たちは大きな負荷というのは
実は経験しないと自分自身の対応力・力量
って上がらないという面があるんです
この話は大切な話なので続きます