思春期~20代
具体的にどういった状態になっているのか
その内部についてもう少しお話を
していきますと
まだ世界が狭くどうしても自分の周りにいる人
と
自分を比較してしまう
そうすることでどうしても
自分のできない面が目につくようになる
特にこれは男性よりも女性の方が
その傾向が高い
女性の方が基本的には不安になる
という性質が強いからです
そういった状態になった時
大人ならば、それをちゃんと考え分析でき
結果良い所と悪い所
できることとできないことが
それぞれの人間にはある
というふうに理解ができるのですが
まだしっかりと考える力が固まっていない時は
そういったネガティブな感情になった時に
その感情をちゃんと冷静に考え処理する
という力がまだないんです
なので結果的に自分に対してのネガティブな
感情が溜まっていく
その量が多ければ多いほど
いわゆるメンヘラという状態になってしまう
なので思春期から20代にかけては
メンヘラと言われるタイプの人が多くなるわけです
そしてこのようにまだ考えが固まっていないために
その傾向がより強く出てしまう
大人から見ると行動が読めない
という面があるんです
例えば Aという出来事が起こったら
Bという処理を行う
というのが大人の考え方だとしても
ここが全然違う処理の仕方をしてしまうのが
まだ考えが固まっていない状態で
かなり不安定な状態の人が出しやすい
傾向なんです
なのでメンヘラの状態にある場合
大人の考えでは、行動が読めなく
リスクが高くなるというのは
そういった理由もあるわけです
そういった状態を見ていたり
話を聞いていると、私たち大人は
「そんなことはないよ
大丈夫だ」
という言葉をかけたり、周りと自分を
そんなに比較しなくてもいいんだよ
っという大人の合理的な考えをベースにした
言葉を投げかけます
しかし・・・
その言葉を受け入れられるだけの土壌がないんです
ただ不安でどうしたらいいんだろう
という漠然とした不安を抱え続けてしまうのが
この年齢帯だったりします
こういった状態を踏まえてどういった考えが
出やすいのかというのも
事前に理解をしといた方がいいです
実際に私がこれまでの場面でも
こういった考え方・話などが多数出てきました
例えばわずかなミスや人とのすれ違いや
ちょっとしたトラブルで
これで自分の人生は終わってしまう
などのように受取がちなんです
これはよくニュースなんかでも聞くことが
あると思いますが
大人から見ると
そんなことで自・殺をしてしまうのか
と思われるような事ってあると思うんですけど
あれって大人から見ると
「そんなこと」
なんですけど
若い人たちのまだ未熟な脳の状態だ
とこういった判断をしてしまうので
少しボタンを掛け違うと、こういったことに
なってしまうのです
それ以外にも過剰に自分を低く見積もってしまう
ので
他人と比べて自分はものすごく
低いレベルの人間だって考えて
絶望的な気分になり自信をなくしてしまう
自分がひどく醜く見えてしまう
現実よりも過剰に自信を無くしてしまうのも
この時期特有の傾向だったりします
これが分かってくると、この世代の人たちとの
関わりの中で、あるやり方が有効だ
ってことが分かってくるんです
では、次回はこれらを踏まえてどういった
接し方を選択すると良いのかの話をしていきます