私たちはいろいろな場面で自分の話、自分の意見、
自分の考えなどを話して、それは
そのコミュニティのため、
その人のため、
より良くなるものだと思って発信をする事があります。
つまり、自分は他人のために発信をしているのです。
そうすると、自分としては良いと思ってることを
コミュニティであったり、相手に対して発信している。
しかし、それが全然受け入れられない
場面っていうのがあるわけです。
では、これは何で受けいれられないのか。
自分の言ってることが間違っているのか。
それとも相手側が聞く耳を持たない。
もしくは考えるという作業ができない
タイプの人なのか。
多くの場合は、以下の形になっている可能性があるので、
まずはこの形になっていないかを
チェックする必要があります。
まず、自分が言っている話を受け入れて
もらうためには、ある大前提が成立していないと
話って受け入れてもらえない。
聞き入れてもらえないんです。
どんだけこちらが相手のため、他者のためと
思ってやっていても、その人から見て
自分自身が価値のある人だ
と思われていなければ、それっていうのは
受け入れてもらえない。
価値のある言葉、価値のある内容だ
と思ってもらえないんです。
つまり門前払いされちゃうんです。
あなたは私にとってみたら、何の価値もない、
能力があるとも思っていないので、
あなたの言っていることは無価値です。
といった態度を取られちゃうものなんです。
これがまず、その対象との間の関係で
見なければいけないことなんです。
私たちの現実の場面をイメージしてみます。
あなたが日頃から一生懸命、部活でサッカーをやってる
高校生だとします。
で、その練習をやってる時に、
ちょこちょこって小学生らしき少年が来て。
「あなたはこことか。こことか。
ここを直すと良くなりますよ。」
と言われたとしても一切聞く耳を
持たないと思うんです。
それはなんでかと言われたら、その小学生に対して
何の信頼もしていないからなんです。
さらに自分より格下だと思ってる。
そういった相手からいきなり、何か自分のために
と思って小学生が言っている言葉。
それが本当で真実だとしても
一切受け入れようとしないのと同じなんです。
それはなんでかと言ったら、ここの 2人の間に
お互いへの理解が全然ないからです。
もしもここで相手を理解をして、その小学生
は実は海外のユースに所属している天才少年だ
っていうことが分かって、実際にプレーを見て
自分よりも上だと分かったら、
その子のアドバイスはすんなりと
受け入れられるようになるんです。
人間っていうのは、ちゃんと相手のことを
認めない限り、どれだけいい言葉やアドバイスを
言ってもらっても。
それは無価値として判断してしまうように
なっているわけです。
つまり自分が良かれと思っている言葉を言って、
相手側が一切受け入れてくれない場合。
それに腹を立てるんではなくて。
今、自分と相手・コミュニティの間に言葉を
受け入れてもらえるだけの関係性が
成り立っているのかな?。
って、ところをまずは自分自身で考えないと
いけないんです。
私達って日常でついついこのことを忘れて
しまうことが多いんです。
特に忘れてしまいがちなのが、利他の気持ちで
やっている時には高確率でこのことを
忘れてしまうんです。
それは自分が正しいことをやっている。
良いことをやっている。
と思い込んじゃってるんで、言葉を相手に伝える
ために必要な要素がある
って、ポイントが抜けちゃうんです。
続きます。