昔から何かやってても飲み込みが異常に良くて、
すぐにその分野で上達してって、飛び抜けたような
形になる人っていました。
その人を見て、すごく羨ましく思ったものです。
一方、私自身は何をやっても全然、要領がつかめなくて
ノロノロとやってるわけです。
全然やってることも理解できませんし、
ポイントも見つけられず。
そうこうして大人になっていくと、分かってくる
ことがあるんです。
それはその人の能力の伸び方っていうのは
タイプがあるって事です。
何をやってもすぐにわかる人、コツを掴める人。
上手にできる人たちは直感的な力が非常に高いんです。
感覚的なもので、すぐに理解できるんです。
いわゆる閃くというものです。
このタイプの人たちを見ていると、私のような
直感が優れていない、
飲み込みの悪い人は非常に羨ましく見えるんです。
一方、もう 1 つの伸び方っていうのは、
感覚的にわかるのではなくて、
実際に自分がその対象に対して進めていく中で
1 つ 1 つ理解をし、問題が起こる度に解決していき、
その解決がまた自分の中に備わっていく。
こういう能力のタイプの人がいるんです。
この2つのタイプは判断が、分かりやすくて。
早い段階でバーっと伸びていく人
と
時間をかけてじわじわ、今よりも 10 年後、
10 年後よりも 20 年後に能力が伸びていく
っていうタイプの人。
なのでタイプは、すぐに判断ができるわけです。
これは第三者的に見て、外側から見れば
一気に伸びていく人が華やかで能力が高い人
のように見えるんですけど。
この能力が早く上がっていく人、直感的にすぐに
わかる人にも問題っていうのが起きてしまうんです。
というのも。
いつまでも、その能力の発揮、それが続けられないんです。
そのタイプの人たちって、どのような壁ができるのか
って言うと。
うまくどんどんやっていく。
そしたら早い段階で、うまくいく経験を積んでいくと、
それが積み上がってきた段階で、
その考え方から離れられなくなっちゃうんです。
考え方が固着してくる。
それまでの間に様々なことを経験をして、
いろんな考え方を積み上げていき。
1 つのパターンに固着しないという状態を
作り上げる前に、あらゆるものが分かってしまったため。
いつのまにか自分の考えに、とらわれやすくなってしまう。
そうすると、こういったタイプの人達って
どういった状況になるのか。
これまでのように色んなことがすぐにわかったり、
アイデアが降りてきたり、
そう言ったスピード感が一気になくなるんです。
そうすると、周りから見ている人からは
才能が枯れた人。
って言われちゃうんです。
というように、最初の段階から一気に
いろんなことが分かって、爆発的に能力が
伸びていく人って、ある時にパタッと止まっちゃう
ことが多々あります。
なので、良い面もあれば悪い面もあるわけです。
なんせ、私たちは先が相当あります。
今 40 代であれば 100 歳ぐらいまでの持ち時間に
なっているはずなので、早い段階で一気に
行き過ぎちゃうと、後半色々伸び悩むことが増えてしまう
というデメリットがあるわけです。
では、次回、一方ゆっくり型の能力の人について
詳しくお話ししていきます。