仲間を作ったりする時にその人の持っている
価値観を変えて同じような目的を持って関わる
って考えるとうまくいかないんです。
なぜなら相手の価値観を変えるというのは
基本的に無理だからです。
では、仲間になるのは無理かっていうと、
そのお互いに持っている
価値観の中で共通点
というのを探して、それを全面に押し出して
一緒の価値観を持っている。
一緒の目的を持っている。
という形にすると仲間になりやすくなるんです。
ただし、ここで難しい、失敗しがちなのが
同じ仲間・同じ目的という前提で関わっていると、
いつのまにか共通点ではない部分も
お互い価値観を共有しているという勘違いが起こって、
それを相手に押し付けるような状態になる。
ここに勘違いが起こって、いつのまにか
お互いの違ってる価値観までも、同じ価値観を持っている。
と思い込むようになってしまって。
いつのまにか自分の価値観を押し付けるようになる。
そうすると、その関係は壊れやすくなるわけです。
例えば自分がベジタリアンだとする。
相手側の人はベジタリアンではないけれども、
ヘルシーな食事を取り、運動をして健康になる
ということを大切にしている。
そうすると、ここの価値観自体は違うんですが、
共通の価値観としては、
食事に関しては意識を配って
運動も取り入れて
健康的な状態になるのが望ましい。
という共通点がある。
そしたら、そこをお互いの価値観の共通点として
一緒に活動したりすることはできるんです。
でもいつの間にか自分の価値観である。
ベジタリアンが素晴らしい。
という価値観をいつの間にか相手にも押し付ける
ようになって、
肉を食べるのはあなた間違ってる。
あなたもベジタリアンになりなさい。
みたいな感じの関わり方になっていくと、
その時には関係が対立するようになってしまって、
うまくいかなくなるんです。
あくまでも、関係性がうまくいっていたのは
お互いに持っている
食事に関しては意識を配って
運動も取り入れて
健康的な状態になるのが望ましい。
までだったわけです。
それ以上を強要してはいけない。
共通の価値観では、関係はうまくいく。
それを勘違いして、いつの間にか自分の価値観を
押し付けるようになってしまうと、
それは相手側にない価値観なので、
関係が終わりやすくなる。
これをちゃんと認識して関わっている限り、
そこの関係はうまくいきやすいんです。
相手側がいつの間にか、こちらの価値観に影響を
受けて変わるのは歓迎ですが、こちらから
変えようとするのはＮＧなわけです。
