私たちは自分のことだって考えちゃうと
自分は大丈夫だ
と思って、手を抜いたり、やるべきことを
やらなかったりするんです。
でも、自分の行動が他の人に影響を与える
って考えると意識がガラッと変わるんですね。
例えばこんな研究があったんです。
医療従事者に手を洗うことの重要性を解く。
それで手を洗う量が増えるのか。
といった実験です。
そのようなメッセージを出す時に。
「手洗いはあなたを病気から守ります。」
このような言葉で意識を変えようとしても、
使う石鹸の量は増えなかったんです。
でも、
「手洗いは患者を病気から守ります。」
ってすると使われた石鹸の量が約 1.5 倍まで
上がったんです。
この理由が分かりやすくて。
私たちっていうのは自分は大丈夫。
自分のことになると過信してしまうんです。
でも、自分のことじゃなくて、自分の行動に
よって他人に対してどのような影響を与えるのか。
っていうのを考えると、そこに自分の任務
という感覚が生まれて、
やらなければいけない
って強く認識するようになるんです。
人は自分のためにだと、手を抜いちゃうんですけど、
自分の任務であったり、自分の責任
というのを感じると、それをこなさなきゃいけない。
という責任感が一気に生まれて行動が
しやすくなるんです。
私たちは社会的な動物なので、自分の行動が
周りに与える影響っていうのは常に考えるわけです。
なので、自分を動かしたい場合は、自分に
他の人の責任であったり、他の人の期待
っていうのを背負っちゃうのが手っ取り早いんです。
楽しい時間を作りたいと思っても、自分のために
それやろうと思うと、動けなかったんですけど。
仲間で一緒に楽しい時間を作りたい。
と思ったら一気にやるようになったんです。
アイディアがいくらでも出るようになり。
それを実行し始めます。
さらに、遊びの場に来る女性を楽しませたい。
って考えるようになったんで、それに伴って
ますますアイデアが出るようになってきたんです。
そのためには自分が主体となり、全てを決めていく
っていう形が最適だったんです。
そうすると自分がやんなきゃいけないから、
やるべきことが、どんどん浮かんでくるわけです。
そしてそこには責任が乗ります。
みんなとの約束があるので適度なプレッシャーが
かかるのでいいわけです。
自分を動かすには、これがすごくいい
1 つの方法なんです。
