前回の話では運動することによって、
ランナーズ・ハイのような状態になることがある
とお話をしました。
ここのメカニズムをもう少し理解しておくと
運動というのは習慣化してしまえば、
一生続けられる形になる。
ということがわかります。
それとそういった状態になった時のメリットなども
合わせてお話ししていきます。
まず、よく体を動かしているうちに脳内が、
その/快/感/というものを、さらに感じ取り
やすくなるんです。
脳が敏感になっていくんです。
運動を繰り返すことによって楽しい・/快/感/
という感覚への受信度が高くなる。
そうすると、次にまたハイの状態は
味わいたいと思うようになるので、
次の運動に向かいやすくなるわけです。
これって今聞いてもらったらお分かりだと
思うんですけど、これを繰り返していくと
依存的な形になってくるんです。
いわゆるジャンキーと同じような
状態と言えるっちゃ言えるんです。
ジャンキーの場合はそれに依存して、切れたら
また欲しくなるわけです。
それと同じように毎日運動して、体を動かしてる人も
毎日それをしたくなるんです。
そして、それに運動に関わるものに対して
無意識に注意がいってしまって、
そこに意識が奪われるような状態になる。
でもこれってドラッグだったらものすごく
問題なんですけど、運動だったら何ら問題が
ないことが分かると思うんです。
運動に関することに意識が奪われても害はないです。
でも、ドラッグの場合は、そのことしか
考えられなくなっちゃうので害がありまくりなんです。
運動も確かに意識は持って行かれるんですが、
そのリスクの度合いは全然別物。
運動は良い習慣がついていくってことなので。
ドラッグの場合は利用していると、活性化されている時と
効いていない時の差が出てきてしまうわけです。
そうすると効きが切れてしまった時には、
やる気が出ないであったり。
気分が落ち込む。
なんかイライラする。
という状態に陥っていく。
この問題点をもう少し掘り下げて、お話ししていきます。
体というのは通常とは違う状態が起こると、
それを問題視して、
その効果を書き消そうとするわけです。
薬物で異常に/快/楽/ を感じる状態になってると、
これはいつもとは違う。
異常事態だ。
と感じるんです。
これだと体や脳が、マズイことになるから。
と反応してこの効果を打ち消そう打ち消そうと
するんです。
これはドラッグが効いている時はいいんですが。
効果が切れてしまった時って、どうなるのか
って言うと、/快/感/を抑えようとする・
興奮状態を抑えようとする作用ばっかりの方が
優先してしまって、、、
つまり、
やる気が出ない。
気分が落ち込む。
という先ほどのお話の状態に陥ってしまうのです。
これがまずいんです。
この状態になると、またもう1回摂取しよう。
となり、最悪の状態に陥っていくわけです。
そしてだんだん薬自体も耐性がついてきてしまって、
効きづらくなり使う量が増えていく。
より依存的になっていく。
って悪い方向にガンガン向かうんですけど、
当然運動には、このようなマイナスの面はないわけです。
では次回。
運度をすると/快/楽/ を長期間に渡って
上手く取り込めるという
メリットについて詳しくお話をしていきます。