私たちが知っておいた方がいい動物的な原理原則。
まずオス同士というのは、しょっちゅう争います。
そしてその一方、良く仲直りもします。
昔はよく聞いたことがある話として、喧嘩をして
仲直りをするという形が男子には
よくあった文化の 1 つです。
では、なんでこのような形が成り立っているのか。
と言うと、これって男性同士は
喧嘩をすることで順位を確認するんです。
で、順位が確認できたら、お互いに
納得するんで仲良くしやすいわけです。
この仕組みは、個人的にも非常に
納得いく仕組みでした。
問答無用で自分にはかなわない人がいる。
というのが分かりやすく表示されるので、
それで自分の限界・資質というのがはっきりと
分かりました。
人間関係で順位・上下というのがハッキリする
ことって悪いことじゃないんです。
そうすることで、その後、ここ関係は
安定した関係になる。
実は私たち、特に男性というのは、この順位が
明確になることで関係ってスムーズに
なっていくんです。
例えばヤンキー漫画なんかは、この典型例で
まず入ってきた1年生はとにかく争って
順位を決めます。
それまで学校は荒れますが、順位が決まったら
そこから学校は安定していく。
分かりやすい形です。
ここからも分かるように安定するために
必要なことは順位を決めることだったわけです。
そういった面があるんです。
これって私たち中年の世代であれば、
ものすごく理解しやすいと思うんです。
この決まり事っておおよそ、どの学校にも
存在していて、それぞれみんな納得するからです。
最近は、頭のいい人たちが、この仕組みって
もう不要じゃないのか。
という話をするんです。
(順位付けであったり、上下関係。)
確かに頭のいい人たちの中では、それは不要かな
と思うこともあります。
でも肝心のことを忘れてると思うんです。
世の中、色んな意味で頭のいい人たち
ってかなりの少ない部類の人達なんです。
そうではない人たちが圧倒的多数。
それではそうではない人たちにも、そういった
昔ながらの順位とか、上下関係とか意味ない。
と理解してもらうのは、あまり
賛成できないんです。
なぜならば大半が頭の良くない人で
構成されているからです。
では、なぜ頭の良くない人たちに
順位付けであったり、上下関係というのを
なしにすると、よくないのかと言うと。
このような上下関係についてを教える。
ということをしなくなります。
そうなると。
基本的な動物としての上手な人との付き合い方。
というのを放棄することになると考えているんです。
基本的には社会には、はっきりとした順位がある。
安定するためにはまず上に立つ
資質がある人が立つ方が上手く回っていく。
もしもここで、順位がない。
人は皆同じである。
上下関係はない。
ってなると資質がない人が決定を下す事になったり、
人をまとめたりする。
と不安定になるんです。
出来もしないことをやることになり、
システムがぐっちゃぐちゃになります。
資質がないというのは、これはどうにも
ならないもんです。
頭脳が明晰ではないというのは、持って生まれた
段階で決まっちゃってる。
ここ努力してもどうにもならないんです。
そこで順位付けなんです。
昔から順位がついていることによって、
自分は例えば中学校のクラスで頭脳の面
で言えば、これはもうどうにもならないな。
と分かったら頭脳関係で働くのはやめて、
自分が得意とする分野に向かう
ということを考えられる。
でもみんな人は平等である。
皆、資質は同じである。
のようにしちゃうと勘違いが生まれる。
資質がない人に資質があると思わせてしまい、
適正がないことをやらせてしまい、
ぐちゃぐちゃになる不安定になる。
そして、如実に現れている傾向として、
よく見るパターンというのがあります。
それを次回お話ししていきます。