歪み・偏見・バイアス

こうやって人間は騙されます。

では今からクイズです。

父とその息子が自動車事故に遭いました。
父はその場で死亡し、重傷の息子は急いで
病院に運びこまれた。

手術室で外科医はその少年を見ていった。

「この少年を手術することはできない。
彼は・・・私の息子だ。」

さて、これはどういうことでしょうか。

というクイズです。

では、答えをお話ししていきます。

この答えはシンプルで、この外科医は
母親だったということなんですけど、
一瞬意味わからないと思った人も
多いかなと思います。

これって、私たちがかなりそこに出てくる言葉に
影響を受けちゃって判断しちゃう

ということと、

外科医=男性である

ということが自分の中で決定しちゃってる。

っていうので、このような勘違いが
生まれるわけです。

私たちがここのクイズから分かる事っていうのは、
自分が使う言葉によって印象は
だいぶ変わるという典型的なことなんです。

今の文章を見てもらうと分かるのですが、
男性を意識させる言葉が非常に多いんですね。

父、息子、彼、

これを繰り返し使っている。

これによって刷り込みが行われたんです。

ここに出てくる登場人物は男性、男性、男性、、、と。

結果的に

外科医=男性

となっちゃったわけです。

ということが分かると、私たちが女性に向かって
何か発信をしている時、自分のキャラクターとかを
理解してもらう時に使う言葉って、

ポジティブ・明るい・楽しい

と感じられる言葉で固めた方が結果的に女性の
イメージとしては良いイメージになる
ってことなんです。

そこに使われている言葉がポジティブなもので
埋められていたら、どうやっても
否定的な感覚って取れなくなるんですね。

ですが、これを誤ってしまって自分の感覚が
ネガティブな人っていうのはネガティブな言葉を
いっぱい使ってしまう。

ネガティブな言葉は結局それを使うことによって、
そっちに意識を持ってかれちゃって、

この人ってネガティブな人なんだな。

っていう印象強めちゃう
ってことがよく分かると思うんです。

なので、自分のキャラクターを理解して
もらったりする時って、基本的にネガティブな
ことであったり、悪口というものは必要ないんですね。

自分の作る時間をより楽しいものであったり、
明るいものにするのであれば、
わざわざそこにネガティブなものを置く必要がない。

例えばさっきのクイズに出てきた文章も

娘、彼女、

というような言葉を多数使った文書に変えると
結構簡単に答えは

外科医=母親

っていうものに辿り着くんです。

というように使ってる言葉で私たちって
かなり持ってかれちゃうんで
気をつけるようにした方がいいというお話でした。

 
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