私たちはこれからも様々な人たち、女性達と
関わっていきます。
そうすると明らかに合わない人、むしろ嫌いだ
と思えるような人、腹立たしく感じるような人
とも関わることになります。
嫌いと感じる人をなるだけ、無くすことができたら、
よりいい人付き合いができるんじゃないか
と考えるかと思うんですが。
実態としては、それは 100% 不可能なんです。
100% と言い切っていいぐらい難しいことなんです。
なぜならば私たちは、それぞれ全員バラバラに
生きてきたんです。
そして生きてきた中で自分の育ってきた環境。
それまでに蓄えてきた経験・知識をベースとして
言葉・発信を行うんです。
そういった別々で生きてきた人が、それぞれ発信
されたものを受け取って解釈するんです。
全員が、生きてきた中で得た総合した
自分なりの感覚というものを持ってるんです。
世界に生きている人間全員がそうやって
備わっている自分の感覚を通して、
言葉を発信しますし、コミュニケーションを取りますし、
相手の言ってきた言葉というのを解釈するんです。
なので、同じ解釈ができる人同士っていうのは
基本的には存在していないんです。
例えば、一緒にいて自分が楽しいと思ったこと
を発信したら全部否定する人っています。
もしくはその話してる内容の問題点ばっかりを
ピックアップする人っています。
ですが、それはその人にしてみたら、
ずーっと、そういったコミュニケーションを
取り続けているので、今更それを変えろ
と言っても無理だし、それのどこが問題なのか
も分からないんです。
なぜならば、ずーっとそうやってコミュニケーションを
取ってきて、周りの人間もそういう人が多くて、
そっちの方が、むしろ話をしている人のために
なるだろう、とすら思っちゃうわけです。
そういった考え方でそれまでコミュニケーション
をしているからです。
例えば 1 つの言葉があって、その言葉は
私たち側からするとものすごく人を傷つける
言葉だとします。
でも、私たちは、その言葉自体が
傷つく言葉だと認識している環境で
育ってきたから。
その言葉って嫌だな
って思うんですけど。
相手側からしてみたら、傷つけるような意図
があって使っていない可能性も十分にあるんです。
自分の中で当たり前だとして
使ってきてる言葉だからです。
実際にいた人で、
「〇ね」
を連発する人がいるんですけど、その人から
してみたら、それはツッコミの言葉なんです。
でも私側からしてみたら、その言葉をずっと
聞いてると心がキツくなってくるので、
その人とは付き合えないなって思うんです。
どう考えても、きつい言葉だとしか理解が
できないからです。
そもそも何で他の語彙を増やさなかったんだろう
と疑問すら思ってしまって、他の話が
入ってこなくなるんです。
その言葉自体を普通の日常会話の中に連呼するのが
普通の感覚として生活してきた人と、
この人と仲良くしろ
と言われても無理なんです。
使ってる言葉の文化が違い過ぎちゃって、
1 つ 1 つの言葉に引っかかっちゃうんです。
そういった人を改めて注意して、その言葉は
おかしいであったり、その限度はおかしい。
その考え方をおかしい。
などなど注意しても無理なんです。
なぜならばそれを使っていても、本人はおかしい
とは思ってないからです。
逆にこっち側の考え方がおかしいだろ。
考えすぎだろ。
と反感を持たれることになるだけなんです。
それぞれの人がそれぞれの感覚で解釈し、言葉を
発しているので、そこに悪意はない
ことが多いんですけど。
でもその言葉の解釈によって私たち側が悪意を
感じてしまうっていうことが、すごくあるんです。
そうするとお互いの考え方って寄せていくのは
無理なんです。
大人になっちゃったんで無理なんです。
続きます。