私達は自分のやっている事をどうしても過剰に
評価してしまうもの。
これは男女共に同じなんです。
そうすると、こういった弊害が生まれやすくなります。
自分がやっている事
と
付き合っている女性がやっている事。
そしてそこに共通項目が無い場合。
『自分のやってる事の方が大変なんだ。』
という評価をしてしまいます。
では、分かりやすい例で言います。
付き合っているという前提から少しずれますが。
多くの男女がこの罠にはまるからです。
男性が仕事をする。
女性が専業主婦をする。
すると男性側は、
『この家のお金は全部俺が稼いで回している。
仕事は大変だ。だから俺の方が偉い。大変。ねぎらえ。』
女性側は自分への評価を高くします。
『主婦は24時間の仕事。
子供が小さいと付き合いと言いながら、飲み歩く事も
できないし、夜もおちおち寝てられやしない。』
そこでお互いに意見の食い違い。
自分への過剰評価。相手側は低く評価する。
それが不満につながり・・・。
当たり前の事なのですが、自分がタッチしていない
事は理解が出来ません。
実際にどういった苦労があるのかなど。
この1つの作業をするのにどのぐらいの時間コストが
消費されているのか。
まったく理解が出来ません。
これって他人がやっている事が全く理解ができない
大きな理由の1つです。
実家から出たことが無い男性で、母親がすごく
面倒見が良くて何から何までやってくれるような場合。
まったく。限りなくゼロに近いぐらいに
生活力がありませんし、どれぐらいの労力が消費されて
いるかの想像をする事も出来ません。
布団関係を洗濯して干して、回収して新しいカバーを
して並べて・・・というのがどのぐらいコストが
かかるのか、それが真夏ならばどのぐらいハード
なのかという事が、まったく理解が出来ません。
理解ができない事というのは、評価をしない事に
つながります。
かなりの重労働をゼロ評価されれば。
立派な亀裂が入る理由になります。
人は誰でも全く自分が知らない分野について軽視します。
評価をしません。
自分は全然楽な場所にいて、否定をするのは
どうしてもこういったメカニズムがあるので
やってしまいガチだったりします。
って事で。
私の考えとしては、付き合っている男女で
完全分業はあまりオススメしません。
とにかく生活に直結する事はすべて自分で体験を
する事が必須だと思っています。
特に男性は。
男性は分からないから。
生活に関する事が特に。
想像をする力も弱いですから。
だから学生が終われば、家を出た方が良い。
生活の金銭コストを知った方が良い。
生活の労力コストを知った方が良い。
そして片付けのコストを知った方が良い。
生きていると多くのコストがかかり、それを処理するのには
自分が知らない所で、コミュニティの誰かが
背負っていてくれた事が分かります。
ので。
一度、それをまるっと全部ひとりで抱えてみると良い。
これをやって苦労をする事で、
人間性がかなり変わると思っています。