前回は人間の体は生活のスタイルが、変わること
によって直立歩行の形に変わっていき、
そして走るのに適した体に変わっていった。
つまり、私たちは 1 日中、歩く・走る・動き回る
ということが前提に最適化されてきたわけです。
そのために運動をすると、私たちは
エンドルフィンなどの物質が出てきて、
気分が良くなるように作られてきたんです。
動き回る必要があるのに、その行動を
苦痛と信号を出してしまうと、人間は
絶滅をしてしまうので、それを幸福と感じるように
セッティングをするわけです。
動くことによって様々なメリットがあるように
私たちの脳などは作られたんです。
1 日中動くこと、そして狩猟をすること。
それで生き延びてきたので、それに近しい形を
することで、私たちはより良い状態に
なるようにセッティングされたわけです。
なので運動することによって、私たちは
脳の炎症であったり、ストレスの耐性を
高めるホルモンが筋肉組織から血中に
分泌されるってことが分かってるんです。
これがいわゆる幸福ホルモンといわれるヤツです。
で、脳のストレス耐性が高くなるということは、
どうなるのか?。
うつ病であったり、精神面での疾患というものが
少なくなる。
不安症も当然少なくなるし、孤独である
という感覚も少なくなっていく。
だから運動を日常的に習慣としている人たちの
間には、うつ病であったり、精神不安の人
って少なくて。
逆に言うと体を動かさずに日中はずっと寝てて
夜だけ動いてネットであったり、スマホであったり
ゲームだったりをずっとしている人達
っていうのはストレスの耐性が弱くなって
いわゆるメンヘラになってしまったり、
楽しいと思えることが少なくなってしまったり、
人との絆を感じるられる度合いが低く
なったりしてしまうんです。
幸福ホルモンっていうのは人間に備わってる
基本的な機能にプラスに働くので、人との絆を
強く感じるということも、基本的な機能の
プラス効果の一つ。
人間に必要な基本的なこと
を大いに満たしてくれるのが幸福ホルモンと
言われるがゆえんの効果なんです。
つまり、体を動かすことであらゆるプラスになる
ホルモンが手に入ってしまうという、
都合のいいことが体と運動の関係なんです。
だから運動っていうのは大切、といつも言っているのは
このような理由があるからなんです。
やらないとどうなるのかって言うと、
人間にとって幸福に感じるものを
幸福に感じなくなっちゃう。
という非常に大きなデメリットがある
ということが分かってくるわけです。