小さい時には、誰しも親に育てられて
生きてきました。
そのため、自分の事は、すべて親が
分かってくれて、すべてをやってくる。
そういった存在が、そばにいます。
小さい頃から、思春期にかけてはでは
それが、心の安定にもなり、人間形成にも
欠かせない、非常に大切な存在です。
しかし、思春期からは、徐々に、大人への
成長のために、その意識に変化が起って
きます。
そして、親は親であり、自分はあくまでも
個として、存在している事を知って行きます。
それが「自立」という意識への一歩かもしれません。
そして、多くの人は、その時に、ちょっとした
孤独を感じます。
そうか・・・結局人間は一人なんだな。。。
という事を感じたりします。
孤独で生きて事は、普通の人にはできません。
そこで、新しい行動を取るようになります。
それが、“仲間”作りです。
そのため、思春期ぐらいから、仲間・友達
というものが、非常に大切であるという
ように、認識が大きく変化してきます。
この時期の人間は、「仲間・友達」が一番
大切であるというように、思ってしまう
傾向が強いのも、この変革期に当たるからです。
今までは、親一本やりだったものへの
考えが、徐々に変わり、自立へと向かい。
その過程で、仲間・友達が人生を生きて行く
上で欠かせない存在である事を、強く
認識していくのです。
もちろん、仲間・友達の中には、「彼女」も
含まれます。パートナーとして、もっとも
大切な存在になるのが、「彼女」「彼氏」です。
ここで、スムーズにそういった仲間・友達・彼女
などを構築できた人は良いです。
そういった人達は、その後も、より
色々な事を学び、スムーズな人間関係を
築けるようになります。
が
皆が皆、そんなスムーズに行くはずがありません。
ここでは、一つの大きな壁があります。
今まで、相手は親だったので、自分の考え方
感じ方などといった内面を、表現する事が
できました。
親なので、それを受け止めてくれる事が
分かっているので、安心して、表現してました。
しかし、新しく作ろうとしている
仲間・彼女というのは、完全なる他人です。
今までとは、勝手が違います。
もしかすると、自分の内面を表現した時に
相手に全く受け入れられないかもしれません。
そうなったら、自分という存在が全否定
されたような気分になってしまいます。
そんなつらい気持ちを味わいたくない。
では、どうするのか?
自分の内面をそんなに表現しない。
傷つかないであろう関係性を保つ。
距離を取る。
そういった付き合い方をしてしまいます。
今、こんな事が良く話題になります。
「今の若い人達は、親友と呼べる人がいない」
確かに、今、そういった状態にある人は
増えているのかもしれません。
しかし、それは昔からそうです。
思春期から、親から他人へと、交流を
増やしていく段階で、それが上手く行え
なかった人は、めちゃくちゃ多く
存在しています。
それは、簡単な事ではないので、上手く
いかなかった人がいて当然だと
俺は思っています。
この話は、大切な話なので、もう少し
丁寧にお話していきます。
長くなりますので、次回に続きます。
彼女がいない、友達がいない人の傾向とは?