話が聞けない理由

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「俺は、セッカチだから。」
と言っている男性がいます。
 
そういった男性は、人の話を
最後まで聞くことができません。
 
そして、人が話をしている途中
で、
「はい、はい、はい。」
といったように、話を聞き終わる
前に、
「もう言っている事、理解できました。」
と言ってしまいます。
 
ただ、これは、セッカチ。
という理由だけではありません。
ここは、話をする側と、話を聞く側に
スピードの差があるんです。
 
話をする側の方が、スピードは
どうしても、遅くなってしまいます。
 
聞く側は、相手が話をしているのを
ある程度、予測して聞くことが
できます。
 
例えば。
「こんにちは、今日はお天気もよく・・・。」
といった話から入るとしたら。
聞いている側は、もう、その後
しばらく、そういった挨拶が
続くと予想します。
 
まさか。
「天気がよく・・・。
とまあ、そんな事は言うものの。
お前が、気に入らない。
ぶっ飛ばすぞっ。」
とは、絶対になりませんから。

 
その間、その挨拶が終わるまでは
非常に退屈なわけです。
 
 
で、セッカチと、自分を公言
してしまう人は、
「で、要件は何？」
みたいな事を言ってしまったり
全然、相手側が話をしたい
と思っている方向性が違う
自分がしたい話をしてしまったり
するわけです。
 
このタイムラグがあるって
事を理解していない。
 
もう少し、厳しく言ってしまえば
ちょっと、話をしている人への
思いやりが足りない。
 
話を聞くのは、そういった
タイムラグがあるから
どうしても、耐える事が
必要になってきます。
 
思いやり
と
ちょっと、耐える事。
 
これが出来ない人は、いつまでも
残念ながら、良好な人間関係
作りには、苦戦してしまったり
するわけですね。
 
ちょっと厳しい言葉で
言うならば、
「俺は、セッカチ。」
という言葉で、片付けて
話をせかしたり
口を途中で挟む。
自分がしたい話をする。
 
 
こういった行為は、結局は
自己中心的な考え方が
反映されてしまっている
わけです。
 
 
自分ばかり、話をする人が
嫌われる理由の一つとしては
こんな理由があるわけです。