前回の話では、即興性が大切
であると点で終わりました。
即興性は、今までに知識として
経験として持っている、多種類な
粘土のようなものと、イメージしてみてください。
（自由な形にできるという
意味で、粘土を例として取り上げています。）
この粘土を、場面に合わせて
それこそ、自由に組み合わせて
行く事が求められます。
女性から
「エッフェル塔を作って」
といわれたら、瞬時に作らなければ
なりません。
「えーと、エッフェル塔は…
たしか、ここに写真があったよな…」
と資料を探している時間は無くて。
今すぐに、一からが作らなければ
ならないわけです。
だったら、最低、エッフェル塔が
何であるかぐらいの知識は
必要なわけです。
時には、よりリアルに。
時には、三角錐を作って
「これ。エッフェル塔」
と言い切れるような柔軟さなどが
必要となるのかもしれません。
そして、そこには、当然、正解は
ありません。
この即興性。
身につけるのは、そうそう短時間
ではできません。
即興性が良く現れている場面で
良く目にするのは、テレビなんかの
トーク番組で、ある程度の道筋は
あるのでしょうか、フリートークに
なれば、大半が即興でしょう。
その即興の中で、今までのさまざまな
物を組み合わせ事で、笑いを
生んでいきます。
あの場面では、正解は存在しない
わけです。
例えば、
「俺は巨乳が好きだ。」
と言って、その場で笑が起きるので
あれば、そのキーワードを
チョイスしなければなりませんし
その場の流れが、
「俺は貧乳好きだ。」
と言って、笑いが起きるのであれば
そのキーワードを
チョイスします。
自分は本当は、どっちか。
それは、関係ありません。
正解があると思っていると
ただ、自分は本当は、どっちから。
それを基準にして、キーワードを
選んでしまいます。
つまり、この話の展開では、
どのキーワードが正解である。
という事は無いのです。
笑いがおきていれば、アバウトＯＫ。
その笑いという場面での
即興性を身につけるのが
それこそ、15年とか
かかるわけです。
恋愛という場面での即興性は
いったいどれぐらい
かかるのは、人それぞれです。
ただ、今、即興性が無いならば
数日で、できるようになる事は
無理な事は、断言できます。
1日で、どうにかなるとか
根底で思っているんだろうな。
そういった質問を受けると
たまに、ゾッとします。
いったい、何を話したら良いのかが
全く分からなくなってしまうからです。
未だに、俺は即興で、女性との
関係を構築する事で、女性が
倒れるんじゃないか？と思うぐらい
引かれる事がありますし
たぶん、これからもそういった
事が死ぬほど、あるんだと思います。
正解はないので、それもしょうがない
かとあきらめてきます。
ただ、即興性を高める事で、
なんとなく、いいんじゃないかな。
と思えるアクションを、自分の
中から、引っ張ってこれるようには
なっています。
で。
その即興性をある程度のレベルまで
引っ張り上げる事ができたぐらいの
時に。
やっと、女性から
「なんか、女慣れしてない？」
という言葉を、たまに
もらうようになりました。
この言葉は、俺の中の
対女性への即興性が、それなりに
なっている事を、表しているん
だなと思いました。
そういった状態になるまでが
俺は異常に時間がかかりました。
ほら。
アホだから。(-ω-` 😉
