前回は決断ってできないことをネガティブに言う
ケースが多いんですけど
決断ってそんな簡単なものじゃなく
そこのにいる人たちの人数が増えれば増えるほど
場合によっては不可能な事すらあるものだ
ということを私たちは知っていた方が
出てくる言動の質が変わることになります
今日もこの決断をもう少し掘り下げて
お話ししていきます
これからもこの決断というものは
私たちとは関係の深いものなので
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決断は私たち人間が生きてきた中で
ずっと抱えてる難しい問題なんです
私たちの祖先は農業などをしてここまで
生きてきました
農村では当然ながら一生その場所に住むわけです
ということは村単位で何かしらの決断をする
ってことをする時に全員のお伺いを立てないと
一部の人を切り捨ててしまえば
その人は裏切られた
と思って信頼してくれることはなくなるんです
今後一切あなた達には協力しない
なんてことが多発しちゃうと
そのコミュニティ全体が壊れちゃうんです
なので昔から決断っていうのはすごく難しくて
全員一致することなんてないんです
ここでの一つのポイントは
その時に決断をする人がその時に不利益を
被った側の人達へ気遣いをする
事前に手回しをする
事前に一人一人に話を丁寧にしていく
などの行為です
これが人間が長年積み重ねてきて
決断をしなければいけない場面で
反感やネガティブな反応をなるだけ
抑えるための知恵なんです
なので判断を下す場合はその場合
コミュニティで1番力を持っている人が配慮をして
損をした人には一人一人に話に行って
今度君たちの意見を通す
もしくは
今は我慢してくれ
次の時には何かしらのメリットを
返すようにするから
そうやって成り立たせて行ったんです
こうやって何とか回している
こういったことが長年繰り返されて
それでコミュニティをうまく回していた
っていうことを知れば
単純に忖度が悪だ
仲間内だけに優遇している
それは100%の悪
とは言い切れないな、、、
と、いろんなことが想像できるようになるんです
そうすると他人に対しての考え方も
その人のバックヤードとかも
想像できるようになって
言動が少し優しくなるんです
こういったことを考えなくて
白か黒か
忖度は全部悪
みたいに考えてる人の言動って辛辣で
浅い感じになっちゃうんですね
これを考えられるか考えられないかで
何かの場面に遭遇した時に
いきなり攻撃するんじゃなくて
「なんか事情があったの?」
っていう一言が出せるか出せないかの差になるんです
決断をするときには常にその切り捨てられた側への
配慮・コミュニケーションというものが一体で
必要になってくるんです
だから決断は難しいですし簡単に
はいこっち
って決めればいいってものじゃないんです
決めるんであればその裏にあるフォローが
めちゃくちゃ大切で
これ決断とフォローは一体なんです
だから難しいんです
ということが分かるといかに簡単に決断をしろ
って言ってる人たちが無責任で浅いな
ってことがわかってくると思うんです
これがわかると私たちが決断する立場の場合は
フォローとセットだから損を被った人への
フォローを忘れずにちゃんと声をかけ
コミュニケーションを取るように意識する
これができるだけで全然変わるわけです
で、こういったことが分かってくると
また別の場面での判断の仕方が変わってくると
思うんです
多くの人が集まれば集まるほど決断を
しなければいけないことは多くなり
その決断の度にいざこざが起きるわけです
いざこざへのコストはなるだけ負担したくない
って考えています
そうすると特に重要な場面で、そういった多くの人たち
が関係するような決断をしなければいけない
という場面に遭遇するような選択はしない方が
いいなと思ってるんです
例えば
生活の中で重要度の高い問題って
マンションの購入などはそれに該当してるな
と思ってまして
マンションって購入しちゃうと必ず30年40年あとに
老朽化問題が起きるはずなんです
そうなった時に、どうするの
っていう決断をするのは難しいと思うんです
そしてその時に切り捨てられた側は
どれだけ大きな恨みを持つんだろう
って思うんです
これ揉め事なく決まることなんてありえない
と思ってるんです
これからそういった問題って日本中で
起きるんだろうなーと思ってます
なので昔からマンションの購入は怖いな
って考えてるんです
なぜなら必ず来るトラブル
である事が予想されるからです
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このように決断というのは、その重要度が
高ければ高いほど簡単にはできないし
場合によっては決断はできないことが
多々あるって事を知ってるだけで
だいぶその場面での対応力や周りの人に対しての
見方が変わってくると思います
これから私達はずっと決断というものを
し続けなきゃいけないです
その時に決断はすればいい
って思ってると
いつのまにか不満を持たれたり
敵になってしまったり
することが出てくる
私たちができることは、その時切り捨てられた人に
対してのフォローで、これが重要である
ってことが分かってるだけで
全然自分がとれる言動が変わってきます
コミュニティを上手く回せる確率が
高くなると思ってます
それと同時に決断する人って孤独だ
ってこともわかりますし
それがわかることによって決断する人に
敬意を持つこともできます
協力することもできるわけです
ちょっと負担を背負ってあげる
っていう立場をとることもできます
というように難しいことを少し掘り下げて
理解しておくっていうのは
考え方が大人になっていく時には
大切なことのひとつだなと思ってます