人間は1日生きていく中でもかなり膨大な数の
判断というのを下してるんです
なので一回一回しっかり考えて答えを出す
っていうのはなかなかの負担になるわけです
そして物事は常に流れていくので
反射で判断をしなきゃいけないって言う
タイミングはものすごく多くなるわけです
で、この反射で答える
って言うのが結局は多数のケースになるわけです
しっかり考えて言動を出すのは少数のケース
になるわけです
って事は外部の人から見たときは
その反射のように出している反応一つ一つ
が外部の人へのイメージ付けの元になって
その人の印象となるわけです
他人に見える部分っていうのは
ほとんどが反射的に出ている言動を
目にすることが多い事になります
ということは結局私たちが出している一つ一つの
言動というものは
自分で考えてから出しているもの
よりも反射によって行われていることを
見られるものであるって考えた方が
現実的なわけです
反射の質を良くするのは
すごく根気が必要で
一個一個の考えの精度をよくして
行こうってのが大切です
これは今後もやっていくべき事です
新しいことを学び、自分で考え
そしてまた場面で起こった事を
改めて考える
ということを繰り返さなきゃいけないです
なぜならばこういったことの積み重ね
というのが結局は
その人がどんな知識を持って
どんな経験をしてどんな判断を下してきたか
という、その人の考えの源泉になり
蓄積になってくんです
この蓄積したものが反射として出てくるわけです
日々の生活の中で行われている行動って
例えば1日にして見てみると
自分で自由に好きなようにその都度動いている
って皆思ってるんですけど
実際は1日の行動の93%は平均的に
同じ行動を繰り返しているものなんです
つまりこれも一つの人間の今まで自分が
蓄積してきたものをたどっていく
っていう習性が見える
ということは自分のから出てくる
反射で出てくるもの自体を変えるには
どうしたらいいのかって言うと
習慣になっているものを変えないと
いけないからです
ってことが分かってくるわけです
だから例えば自分自身があまり女性から
好まれないから、好かれる自分にすぐに変わろう
って思う男性が短期的に色々と学んでも
うまくいかないって言って改善をやめてしまう
どうせこんなのやったって無駄じゃん
ってなるのは何でかって言うと
短期スパンで見ちゃってるからです
これまでのお話でお分かりいただけるように
私たちから反射で出てくる
言動の質を上げよう
と思っても短期間では変わりません
考える時間があって、そこで出していく
言動の質はまだ変えやすいです
返すまでに考える事を習慣にすれば
それだけでかなり言動の質は良くなるからです
でも自分から反射のスピードで出てくる言動
というものは、その人の奥底に身についている
ものが出てしまうので
どうやっても
この点を改善していくには時間が
かかってしまうんです
周りからこの人ってどんな人だろう
という印象づけがされる時っていうのは
上記でお話をしたように、
ほとんどはこの反射で出ているものを見て
決定するわけです
私達は無意識で
基本的にはいつもの同じループ をやろうと
するものです
日常生活の中で言えば93%はループなんです
じゃあそのループを変えようとしたら
どうするのかって言ったら習慣になるまで
ひとつひとつを変えていくってことを
しないとこのループを変えられないんです
なるだけ同じ事をやろうとしたい
って思うのが人間の習性だからです
だから自分の中で深く染み込むまで
自分の考え方をより良いものにして
学んでいき・知識を積み重ね・経験をしていき
実際に学んだものを自分の生活の中で使って
それが結果的に自分の反射として出るようになる
それぐらいまで染み込ませるって事が
大切なんです
そこまでやることによってやっと
その人自体の本質ってなってくるわけです
だからそんな1ヶ月2ヶ月ちょっと学んだぐらいで
自分が変わるって思ってたら
それは大きな間違いで変わらない
ってことになるんです
