■サークル編
その段階では、サークルの方も動きだしていました。
サークルの方は、勧誘の期間があり、ある程度、落ち着いた
時期。5月ぐらいの頭になると、サークルの新人歓迎コンパが
あります。
俺の大学は、規模は小さいので、大きな大学ほどの新歓コンパの
人数にはなりませんが、それでも、人数は、ゆうに100人以上はいる。
そういった新歓コンパになります。
俺の入ったサークルでは、会場はいつも決っているようで
居酒屋の大広間になっており、座敷です。
会場に行くと、当時の俺からしてみると、新鮮かつ、圧巻される
風景でした。こんな人数で、飲み会をする事が始めてなのです。
マイクで、部長がしゃべり、その他、幹部の人が、サポートしながら
着々と、整理して、進めている。
その風景が、やたら大人に見えて、こんな人数を上手くまとめられる
って、すげーな。
そんな風に、その先輩方を見ていました。
色々なイベントものが用意されており
入口では、名簿でのチェックなどがあり、良い意味でちゃんと
システム化されています。
その時は、まさが、自分がこのサークルをまとめる側の
人間になって、マイクを持って、話をするようになるとは
夢にも思っていません。
のちのちの話なんですが
結局、俺はこのサークルの副部長になったんです。
最初は、部長という立場をゴリ押しされたのですが
その頃になると、俺はもう、女性との出会いを自由に得られる
ようなスキルをみにつけており
自分の自由になる時間は、すべてそこにつぎ込んでいました。
正直、サークルは、もういいかなって思って
いたのですが、なんか、それは、ちょっと違う気がして。
色々と学ばせてもらうだけ、もらって、
「はい、さよなら」
は、どうかと。
いったい、どれだけの事を、このサークルから学ばせて
もらったか。
正直、今でもサークルから得た知識・スキルは
使っているぐらいです。
あの当時の経験があるから、その後、色々なサークルを
立ち上げる際に、役立ったぐらいです。