/ナ/ン/パ/という新しい世界は、まだまだ
俺には未知の世界。
しかし、ある時の出来事が、
俺の/ナ/ン/パ/という
未知の世界への扉を
開かせる事になりました。
俺の中で、
「こういった男性になるわけにはいかない」
そういった事をやっている男性が
先輩男性にいたんです。
サークルの中だけで、活動をしていると
あの先輩のようになってしまう…。
それだけは死んでも嫌だ。
それが俺が/ナ/ン/パ/をするようになった
一つの大きな理由でした。
その出来事は、
夏のサークル合宿の事です。
サークルの年中で一番のイベントです。
テニス合宿という名目で、
4泊5日で、日光に
合宿しにいきます。
男性何十名
女性何十名
結構な団体様でいきます。
車はそれぞれの先輩方が出し。
分乗して現地に向かう感じです。
泊まる場所はこれだけの大人数ですし
バカな大学生の集まり。
とてもホテルとかではダメです。
騒ぎすぎて間違いなく、
ホテルに迷惑をかけます。
というか、
たぶん出禁になります。
バカな大学生の合宿は、
本当にバカみたいに
さわぐので泊まれる場所は限定されます。
とまあ人事のように言っていますが
騒いでうるさいという意味での要注意人物。
先輩の話では、
“俺”
だったそうです。
そういった状態ですので
広い広い敷地の中にロッジがある。
一つ一つのロッジもすごく
離れている。
それでそこの一部。
回りから隔離されているような
ロッジ一体を貸し切るような形で
泊まる形でした。
昼間はテニス合宿なのでテニス。
結構、長時間やります。
その後は自由時間になり、
夜は待望の飲み会です。
最初から皆、日中は
運動をしていた事もあり
テンションが高く
開放感からいつもの感じではなく
「何か起きる」
そんな雰囲気がプンプンする。
そういった感じでした。
大学生になって良かったな。
ちょっと違った世界や、
仲間でこうやって自由に
遊べるようになった事が
何よりも嬉しかった。
これからこんな楽しい事が、
自分の意思で行える
ようになるのかと思うと、
それだけで生きている事が
楽しくてしょうがない。
この時、そんな風に感じていました。
ただこの夏の段階でめぼしい女性達は、
ほぼ先輩達が手をつけている。
そんな感じです。