愛情を伝えるのは、表現方法を
知らないと的確には伝えられない
事になります。
それが前回までのお話。
例えば傾聴・話を聞く。
この技術も。
ただその言葉だけを表現的に
理解をすると、自分のために、
自分が知りたい事を知るために
話を聞く。
という行動があるように思って
しまうのですが。
考え方を知っていくと相手の
ためにある事が分かってくる。
相手のために話を聞く。
そのためには、それを相手にも分かる
ような形、見える形として表現を
する必要が出てくるから。
目に見える部分の態度としては。
相手の話を丁寧に受け止める姿勢を
持つ。
話を否定しないで、受け止める態度。
うなずきなどの、話を聴いている態度
も話をしている側からは良く見えるから
しっかりとする。
などの目に見える態度・行動を
具体的にどうすれば良いのか。
そういった技術的な面に意味を
持ってくるわけです。
どういった意味があって、どういった効果
があるのか。
それにプラスして、ちゃんと相手に
態度から理解してもらえるために
どういった態度を取ると良いか。
こういった事をトータルで知って
いく必要があるんです。
これがあるから、技術・行動に意味を
もってくると思っています。
じゃー。
こういった事が全体で理解できて。
どういった考えがあって。
こういった態度があるんだ。
それを相手側に分かるように表現
できるようになった。
行動もとれるようになった。
じゃーそれで相手は、そこに
人ととしての信頼であったり、
安心感であったり、愛情を感じる
ようになるのかというと。
足りない部分があるわけです。
そこに“心”はあるのか。
になってきます。
心が無いと結局、そういった全体像を
理解をしてやっていても。
思ったような関係は作る事ができない
ものなんです、感じ取られるから。
「この人には、何か心を感じない。」
「この人の行動とかは、信頼できそうな
気もするんだけど。
でも何かが足りない気がする。」
「・・・何となく嫌だ。」
ってなります。
心が無いと、バレるものなんです。
そこに心が無いと、うまく関係は
つくっていく事ができない。
心だけじゃ、それを上手く伝える事が
できない。
技術だけじゃ、自分が何をやっているのか。
誰のためにあるのか。
これが分からなくなってしまう事がある。
だから。結局。
技術と考え方と心はそろって良い形
に落ち着きます。
