マンションではなく、アパートだったが
部屋の安さも、なるだけ親に負担をかけたく
なかったので、妥当なラインでの選択だった。
あとあと、すごく良かったのは、このアパート
は、駐車禁止の看板の無い、レアな場所だった。
(本来、それでもそこに駐車してはいけないが)
そのため、のちのち、その部屋は、すごく
便利に発展していくのだが、それは、まだまだ
先の話。
ただ、こうやって部屋を決めて、引越しをして。
一通り、基本的なものは購入してもらった。
今思うと不思議なのだが、テレビは用意して
もらわなかった。
ここから、数日。
大学が始まるまである。
誰もいない。
テレビない。
遊ぶ場所が分からない。
幸い、原付には乗っていたので、そこから
探検ボクの町
をスタート。
とりあえずは、今後、自分が思いっきり
遊ぶ事になるであろう、メインの駅に向かう事に
した。いったい、どういったルートで行き
合コンなどで、女性を持ち帰るときには
どうやると、要領がよいのか?
など、もう、俺は、女性を合コンで次々に
持って帰れる気になっていた。
アホだ。
アホの極みだ。
ただ、こうったシミュレーションは大切で
今でも、こういったシミュレーションは大切
にしています。
この当時の俺の考えていた事は、もし、女性を
持って帰るときに、スムーズにタクシーの
運転手に場所を説明できないと
「取りこぼす」
その可能性がある事を、ひたすら危惧していた。
そんな事よりも、女性にモテるようになる事を
考えるのが、先決だったのだが。
この当時の俺には、そういった事を考える
脳みそを持ち合わせていなかったらしい。
なんか知らないが、当時の俺は、一人暮らしをすれば
女性は、その部屋に来てくれると、信じて疑って
いなかった。
当然、その後からは、嫌になるぐらいの現実と
女性を思い通りにする事の難しさを、散々見せられる
事になるのですが…。