「これ、M森君に渡して」
へー。
こんな事は、漫画の世界の話だと思っていた。
本当にあるんだーへー。( -_-) ( -_-) ( -_-)
って経験を、繰り返しながら、俺は成長してくわけです。
ただただ、自尊心を痛めながら。
目の前で起きている、奇跡的なM森のモテ方を
目の当たりにして、現実を受け止めながら
俺の自尊心を、限りなく「0」にしながら。
ただ、徐々に理解できた事がありました。
あまりにかけ離れてしまった魅力を持っている友人と
合コンに行っても、目的は達成できない。
これでした。
仲間ですので、M森が嫌だというのではなく
M森と一緒に合コンに行く時は、その場を楽しむ事を
目的として行こう。飲み会だ。
ある時期から、俺の考えは変わるようになりました。
そして、今の、合コンのやり方では、俺の目的は達成
されない合コンである事が分かってきました。
行って見れば、「飲み会」なんです。
その当時の合コンは。
ただ、皆で楽しくお酒を飲む。
フレンドリーな飲み会。
でも、俺が望んでいるものは、そんな事ではありません。
もっと、男性としての本能が、ドロドロしている。
ハメるか、ハメられるか。
そんな殺伐として、やり取りがあるような
そういった合コンです。
俺は、もっともっとギラギラしたかったんです。
のほほ~ん。
とした飲み会なんて、必要としてない。
こんな事を思ってきましたし、それがなんとなく
俺の道のような気がしてきました。
徐々に、俺は合コンの数が減っていきました。
M森とは、普通に一緒に飲む。こういった形を楽しむように
なっていきました。
M森は、元々好きな女性がいて、その他の女性には
あまり興味をしめさない。
そういった、誠実で、本当にいい奴なんです。
女性からしてみれば、本当にM森は、良い男。
浮気をする事もたいしてないでしょう。
それに比べて俺は…
欲望の塊
単細胞
ミトコンドリア
クズ
ま。勝てんわな。でも、ぜんぜんOK。
俺は、ギラギラしたい。
そんな風に徐々に、整理がついていきました。