一方、Ｙ田なのですが、合コンには良く来てくれたのです
なんか、ミステリアスなんですね。
あまり自分の話はしませんし、合コンがあっても
絶対に変えるんです。
女性と消える日は、別として、それ以外は、絶対に人の
家には泊まりません。大学生活を通して、数えるぐらいしか
泊まったのを見た事がありません。
そこから、合コンを共にして、一緒にお酒を飲みながら
一杯話しをするようになって、やっと徐々に自分の事を
話してくれるようになりました。
彼は、渋谷に住んでいました。
意味がわかりません。
ここは、千葉県です。
千葉の大学です。
なのに、彼はなぜ、渋谷で暮らしているのでしょうか。
Ｙ田の実家は、病院を経営している、裕福な家の子でした。
ただ、実家は、渋谷ではありません。
だから、何のために渋谷に住んでいるのか。
アホなのか。
まさか、俺よりも、遠くで、一人暮らしをしている
奴がいるとは思いませんでした。
意味が分からない。
正真正銘に、意味が分かりませんでした。
しかも、部屋は、意味不明に広いのです。
3ＬＤＫ。
だから、なんで、渋谷でそんな部屋を借りるのかと。
やっぱり、何かが、狂っているなと思いました。
話しを聞いていく内に、どうやら弟と住んでいる事も
発覚してきました。
なんで、そんな事も話しをしようと思わないのか。
とりあえず、秘密主義者でした。
どうやら、医学部に入らなければならなく、4浪もしたようです。
でも、ホラ。
彼は、アホですから。
勉強が嫌いだったんだそうで。
で、勉強しないで、ずーと、遊んでいて。
いつの間にか、4浪(-ω-` 😉
さすがに、親も、医学部はあきらめて、とりあえず
適当な大学に入る事になり、同じ大学に来たのですが
浪人して入るようなレベルの大学ではないのですから
Ｙ田が、いかに4年間勉強をしないで、遊んでいたかが
よくわかりました。
その4年間の間に、渋谷に仲間ができて、今さら片田舎なんかに
行く気になれなわけです。
Ｙ田からしたら。そんなクソ田舎で、何して遊ぶんだ。
たぶん、彼はそんな風に思っていたのではないかと。
ですから。絶対に結局、引っ越してくる事はありませんでした。
しばらくしたら、カプリス（アメ車）で学校に来るように
なりました。
それを見て、やっぱり彼はアホなんだな～
と再確認。
