楓涼プロフィール

楓涼プロフィール7

なんせ、もう、ワクワクが止まらない。
というか、俺は、いつもテンションが高い。
楽しくてしゃーないから、テンション高いのも
しゃーない。

今は、だいぶ大人になり、落ち着く事ができる
ようになったが、それでも、人よりもテンションが高い。
たまに嫌になる事があるぐらいに、ワクワクが
止まらない場面が多く、ウンザリするぐらいに^^;

このバスに乗った瞬間から、Y田には、強い興味を引かれた。
M森にも当然強い興味を持ったのだが。

Y田には、何か、独特の雰囲気を持っているのだ。
カッコイイだけではない、独特の男のオーラ。
そして、明らかに、修羅場を多々くぐってきている男のオーラ。
間違いなく、多くの間違いをやっているだろうであろう
その見た目(笑)。

たぶん、極悪であろう、その見た目。
洒落にならない事が山済みであろう。そういったオーラ満載。
だから、普通の男性ならば、誰しもが、興味を引く男。

後々から、分かった事なのだが、彼は…
年上だった。
しかも、1浪している俺よりも3つも年上。
つまり、4浪だ。

俺の行っている大学は、浪人して入るような
大学ではない。ちょっと勉強すれば入れるような
大学であって、大学でない。
専門学校に、ちょっと毛が生えた程度の大学だ。

その大学に、4浪してきた。。。
色々と、彼には訳があった。
それが、分かるようになるのには、数年という
時間を有したのだ。

だから、色々な深みがある男だったのが
今思えば当然で、その当時の19歳の俺から
みれば、本当に、魅力溢れる男であたりまえ
だった。

明らかにすんでいる世界が違うのだ。

聞いている音楽
やっているスポーツ
体の鍛え方
接している女性のレベル
遊んでいる場所
生息場所
遊びの内容

徐々にわかってきた事なのだが、何もかもが
当時の俺とは、違う。
ワイルド分野の大人で、完全に「モテる」世界で生きている
男性である事が分かった。

バスでちょっと話しをしているだけで
Y田は、違う世界の住人である事がわかった。
俺は、少しでも、こいつと友達になりたいと思った。

M木

もう、つまらなかった。
話しが、大げさで、薄っぺらい事が、ちょっと話
しただけで、わかるからだ。
俺は、こういった感覚だけは、すぐれている。
知性もなく、自己を抑制する事もできない
太っていて、ファッションもヤンキー。

体型、表情、話している内容、使っている言葉
具体的な行動。こういったものを見ていれば、その人が
どういった人かは、大きな枠では、判断できるし
その判断が大きく違う事は、ほとんどない。

これは、その当時から、感覚的に良くわかっていた事
であった。

たぶん、俺は、M木。こいつとは、仲良くはならない
だろうなと思ってしまった。
ただ、大学生活は、4年ある。
特に拒否するのも、まだ判断するには早すぎる。
が。
俺には、あまりに見えすぎていた。
付き合わないだろう事が。

 
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