今日は情報源としてのテレビの存在について
お話ししていきたいと思います。
私はこれまでもお話ししているのですが、
テレビから情報を仕入れる
というのはオススメしていません。
それどころかネガティブな効果が多い
と考えています。
今日はこれまでお話ししてきたのとは、
また別の角度からのお話となります。
多くの人はなぜテレビを見るのか。
を調査する研究などがあるんですけど。
その調査の研究の結果を見ると、
多くの人たちがテレビに求めているのは
情報源としては求めていないんです。
ストレス発散の娯楽のような存在
として、ほとんどの人が見ている。
ということが結果として出てきているんです。
当然そうすると、今度はテレビを作る側の
人たちも、それは理解をしているわけです。
そうすると形としては正しいものを伝える。
多くの人たちの情報源として伝える。
という形では存在しづらくなるんです。
まずは、テレビは存続させるためには、
スポンサーのために、より多くの視聴率を
取ることが大切になる。
視聴率を取るためには、テレビを見てる人たちが
何を求めているかを調査しなければいけない。
その調査結果として、テレビは娯楽として
ほとんどの人が見ている。
そうすると、正しい情報であったり。
ためになる情報源として存在するよりも
娯楽の色を強くしなきゃいけない。
という結論になってくるわけです。
実際に、BBC テレビの会長が以前に
述べていたように、
「日々のニュースは一種の娯楽番組だ。」
という発言をしたんですね。
これがものの見事にテレビの存在を物語っていて、
テレビで流れているものを正しい情報である。
自分の情報源となる。
と思って見てちゃいけないよ。
ってことなんです。
あなた達が求めているのは娯楽でしょ。
だったらニュースも娯楽的なものに
形を変えて、みんなが楽しめるようにして
届けるよ。
と言ってるわけです。
この発言から、そうするとまた分かってくることは
穏やかなニュースであったり、
人の心が温まるようなニュース。
世の中の多くの人たちは、基本的にいい人たちが
ベースです。
特に日本はそうやって成り立っているんですが。
そういったものに焦点を当てても
面白くないわけです。
なぜならばテレビというのは
娯楽
という要素で構成しなきゃいけない。
そうすると、より暴力的なものであったり、
爆破事件であったり、災害であったり
戦争であったり、
などを流してた方がみんなが娯楽としては
楽しみやすいんです。
刺激的だからです。
そうするとここからわかることは。
テレビは意図的にそういったのを
流しているという面もあります。
これはスポンサーとの関係で
そういった事実はあるのですが。
それだけではなくて、求めている側が
娯楽を求めているのだから、
それに合わせて形を作っていくと
結果的にこのような形になる。
ということなんです。
なので、テレビというのを長時間見ている人は
見ていない人に比べて、
世の中は全体的に暴力で溢れている。
という感覚を持ちやすくなるんです。
そしてそれは正しいのか？。
と言われると正しくない。
なぜならば娯楽として、そういった暴力的な
刺激的な面に焦点を合わされている
番組をより多く見ているから。
そのような感覚が入ってしまうわけです。
テレビを多く見てる人、それが情報だと思って
見ちゃってる人っていうのは、
結果的に世の中と、実態からははずれた判断を
しやすくなってしまうってことなんです。
テレビというのは情報源じゃないんです。
娯楽なんです。
なので、自分が必要となるものは、
自分から取りに行かなければ、
正しい情報は手に入らない。
という結論になるわけです。
昔からテレビばっかり見てると
バカになる。
というのは、
ある意味正しい面があって、
その正しい面の理由は、今お話ししてきたような
形が含まれているからってことなんです。
